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2025年07月13日
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「正しく」「理解」はいいことだけど。
2010年05月16日
本日5月16日から23日の1週間は、
「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」です(公式サイト)。
内閣府と法務省後援の下、電話相談やシンポジウムなどが行われます。
以前から「人権週間」の中にセクシュアルマイノリティの項目はありましたけど、
こうした独立した企画として行われるのは初めてのこと。
実現に至るまでの関係者の尽力に感謝申し上げます。
国がバックアップしてくれてるのは単純にうれしいです。
「趣味の問題」とされがちな性的指向の問題を、
「人権問題」として取り上げてくれたのが大変良いですね。
でも、ネット上では「正しく理解する」という表現に違和感を持つ人が多いようです。
……まぁ、言葉って難しいですよね。
「正しい」も「理解」も、決して悪い意味の言葉じゃないのに、
今までの歴史とか文脈によって不快感を持つ人もいる。
難しいよなー。
「正しい」という言葉に違和感を持った人が多いようですが、
私は「理解」という言葉の方が気になりました。
「うーん、そうか……
私は『理解されなければならない』人なのか……
あるいは『理解を求めなければならない』人なのか……」
と、ちょっとがっかりしたのです。
マジョリティー(この場合は異性愛者)側から、
「あなたたちの事を理解したい」と言われるのはなんだか嫌ですね。
やや上から目線じゃないですか?この表現。
まぁねぇ。
世の中にあまりにも誤った情報やらイメージやらが氾濫してるから、
真実をマイノリティー側から発信して、
広く知ってもらうっていうのも大切なんだけど。
それを一言で言うなら「理解する」っていう表現にならざるを得ないんだろうけど。
そこで努力が必要なのはマイノリティー側だけじゃなくて、
マジョリティー側もなんだよ!と強く訴えておきます。
ちなみに、「正しい」という言葉に私はあまり違和感はありません。
正しい=真実を知るという意味だと勝手に思ってるので……
あれ?勝手な解釈なのかな?
でも、違和感を持つ人の気持ちもわかります。
長い間セクシュアルマイノリティーは、「正しさ」を武器に攻撃されてきたわけですから。
「神の説く正しい道にお前たちは反している!」とか、
「生殖こそが人間の正しい道なのに、お前たちは(以下略)」とかね。
マジョリティー側からの「正しさ」は時々怖いですよ。
でも今回はそういう意味じゃないんじゃないかと……
やっぱり私の認識が浅いのかなぁ。
賛否両論あるにせよ、いい試みなので応援したいと思います。
明日17日には福島みずほ内閣府特命担当大臣が記者発表を行うそうですが、
たぶんテレビとか新聞ではあまり扱われないんだろうなぁ……
余談ですが、
softbankがスポンサーになってるのがうれしかったです。
私softbankユーザーなので。
「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」です(公式サイト)。
内閣府と法務省後援の下、電話相談やシンポジウムなどが行われます。
以前から「人権週間」の中にセクシュアルマイノリティの項目はありましたけど、
こうした独立した企画として行われるのは初めてのこと。
実現に至るまでの関係者の尽力に感謝申し上げます。
国がバックアップしてくれてるのは単純にうれしいです。
「趣味の問題」とされがちな性的指向の問題を、
「人権問題」として取り上げてくれたのが大変良いですね。
でも、ネット上では「正しく理解する」という表現に違和感を持つ人が多いようです。
……まぁ、言葉って難しいですよね。
「正しい」も「理解」も、決して悪い意味の言葉じゃないのに、
今までの歴史とか文脈によって不快感を持つ人もいる。
難しいよなー。
「正しい」という言葉に違和感を持った人が多いようですが、
私は「理解」という言葉の方が気になりました。
「うーん、そうか……
私は『理解されなければならない』人なのか……
あるいは『理解を求めなければならない』人なのか……」
と、ちょっとがっかりしたのです。
マジョリティー(この場合は異性愛者)側から、
「あなたたちの事を理解したい」と言われるのはなんだか嫌ですね。
やや上から目線じゃないですか?この表現。
まぁねぇ。
世の中にあまりにも誤った情報やらイメージやらが氾濫してるから、
真実をマイノリティー側から発信して、
広く知ってもらうっていうのも大切なんだけど。
それを一言で言うなら「理解する」っていう表現にならざるを得ないんだろうけど。
そこで努力が必要なのはマイノリティー側だけじゃなくて、
マジョリティー側もなんだよ!と強く訴えておきます。
ちなみに、「正しい」という言葉に私はあまり違和感はありません。
正しい=真実を知るという意味だと勝手に思ってるので……
あれ?勝手な解釈なのかな?
でも、違和感を持つ人の気持ちもわかります。
長い間セクシュアルマイノリティーは、「正しさ」を武器に攻撃されてきたわけですから。
「神の説く正しい道にお前たちは反している!」とか、
「生殖こそが人間の正しい道なのに、お前たちは(以下略)」とかね。
マジョリティー側からの「正しさ」は時々怖いですよ。
でも今回はそういう意味じゃないんじゃないかと……
やっぱり私の認識が浅いのかなぁ。
賛否両論あるにせよ、いい試みなので応援したいと思います。
明日17日には福島みずほ内閣府特命担当大臣が記者発表を行うそうですが、
たぶんテレビとか新聞ではあまり扱われないんだろうなぁ……
余談ですが、
softbankがスポンサーになってるのがうれしかったです。
私softbankユーザーなので。
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すごい漫画に出会ってしまった。
2010年05月07日
普段、私は漫画をあまり読んだり買ったりしない方なんです。
でも、この本は多方面で話題になってたし、
連載誌の公式サイト上で立ち読みしてみたらすごく気になったので、
札幌に行った際に買いました。
すごい本でした。
愛と憎がぶつかりあって、すべてのページから火花が散ってるような、
そんな本。
これはもう、人の胸ぐらつかんで「読め!」と脅したいくらいの傑作。

中村珍「羣青(ぐんじょう) 上」。
夫からの暴力に苦しむセレブ妻が、
自分に思いを寄せるレズビアンに依頼して夫を殺させ、
2人の逃避行が始まるというストーリーです。
逃避行と言っても、それは決して「愛の逃避行」ではありません。
セレブ妻はレズビアン女性の恋心を自らのために利用しただけであり、
レズビアンの方もそれは承知の上で殺害を実行したのですから。
だからレズビアンも、
「邪魔な暴力夫を殺せば、この人は私のものになるのね♪」
というファンタジーの中で人を殺したわけではないのです。
そこがリアルでいいなぁと思いました。
何をしたって性的指向は変わらないから、
何をしたってノンケ女性は自分の所には来ない。
その現実を一番よく知ってるのはレズビアンですからねぇ。
この漫画は、読んでると寒くなりますね。
普段口に出せない、思ってもいけないようなレズビアンの本音が満載だから。
私の感情の奥底をえぐり出されるようで、寒気がしました。
……「思ってもいけない」のは、考えると自分が壊れるからですね。
必死の思いで暴力夫を殺害した後、
バスルームでセレブ妻から投げかけられた冷たい言葉に、
泣き笑いで謝るシーンが泣けましたね……
心底惚れてるから、自分の立場がわかってるから、怒ることもできないっていうのが。
しかし主人公の2人は、
「利用した側」「利用された側」という単純な関係ではありません。
過去の因縁も複雑に絡み合い、お互いが愛も憎も抱えているので、
何度も何度もぶつかりあいます。かなり壮絶に。
だけど2人は離れない。
セレブ妻の方はレズビアン女性を愛しているのか?
それがまた微妙な所なんですよね。
自分のことを好きだと言ってくれる人に依存はしてるでしょうけど、
依存は愛じゃないですからね。
私は自分の経験から、
「ノンケ女性が女に手を出すのは、自分の家庭や恋愛がうまくいってない時のはけ口」
という持論があるので、「愛してない」に1票なんですけど。
でも、これも話が進んでいくうちに変わってくんだろうなぁ。
逃避行の先々で出会う人とのエピソードも秀逸です。
主人公のレズビアンと元カノの話と、
元カノとその両親の話が好きでした。
まー本当、読んで損なし。
すげえ本に出会ってしましましたよ。
しかも、弱冠22歳でこんな漫画書いてたってのが驚愕ですよ。
この才能に震えろ!そして泣け!
でも、この本は多方面で話題になってたし、
連載誌の公式サイト上で立ち読みしてみたらすごく気になったので、
札幌に行った際に買いました。
すごい本でした。
愛と憎がぶつかりあって、すべてのページから火花が散ってるような、
そんな本。
これはもう、人の胸ぐらつかんで「読め!」と脅したいくらいの傑作。
中村珍「羣青(ぐんじょう) 上」。
夫からの暴力に苦しむセレブ妻が、
自分に思いを寄せるレズビアンに依頼して夫を殺させ、
2人の逃避行が始まるというストーリーです。
逃避行と言っても、それは決して「愛の逃避行」ではありません。
セレブ妻はレズビアン女性の恋心を自らのために利用しただけであり、
レズビアンの方もそれは承知の上で殺害を実行したのですから。
だからレズビアンも、
「邪魔な暴力夫を殺せば、この人は私のものになるのね♪」
というファンタジーの中で人を殺したわけではないのです。
そこがリアルでいいなぁと思いました。
何をしたって性的指向は変わらないから、
何をしたってノンケ女性は自分の所には来ない。
その現実を一番よく知ってるのはレズビアンですからねぇ。
この漫画は、読んでると寒くなりますね。
普段口に出せない、思ってもいけないようなレズビアンの本音が満載だから。
私の感情の奥底をえぐり出されるようで、寒気がしました。
……「思ってもいけない」のは、考えると自分が壊れるからですね。
必死の思いで暴力夫を殺害した後、
バスルームでセレブ妻から投げかけられた冷たい言葉に、
泣き笑いで謝るシーンが泣けましたね……
心底惚れてるから、自分の立場がわかってるから、怒ることもできないっていうのが。
しかし主人公の2人は、
「利用した側」「利用された側」という単純な関係ではありません。
過去の因縁も複雑に絡み合い、お互いが愛も憎も抱えているので、
何度も何度もぶつかりあいます。かなり壮絶に。
だけど2人は離れない。
セレブ妻の方はレズビアン女性を愛しているのか?
それがまた微妙な所なんですよね。
自分のことを好きだと言ってくれる人に依存はしてるでしょうけど、
依存は愛じゃないですからね。
私は自分の経験から、
「ノンケ女性が女に手を出すのは、自分の家庭や恋愛がうまくいってない時のはけ口」
という持論があるので、「愛してない」に1票なんですけど。
でも、これも話が進んでいくうちに変わってくんだろうなぁ。
逃避行の先々で出会う人とのエピソードも秀逸です。
主人公のレズビアンと元カノの話と、
元カノとその両親の話が好きでした。
まー本当、読んで損なし。
すげえ本に出会ってしましましたよ。
しかも、弱冠22歳でこんな漫画書いてたってのが驚愕ですよ。
この才能に震えろ!そして泣け!
名前が覚えられないけど
2010年04月20日
今や世界中に影響が及んでいるアイスランドの火山噴火ですが、
ニュースを見ててどうしても気になることがあるの。
「アイスランド政府の対応」っていうのが全然情報として入って来ないのはなぜ?
国の財政は破たん状態と効きますが、
だからと言って何の対応もしてないわけはないと思うんですけど……
単に日本に情報が届いてないだけかなあ?
がんばってほしいな、アイスランド政府。
現在のアイスランド首相、ヨハンナ・シグルザルドッティル氏(女性です)は、
同性愛者であることをカミングアウトしている世界初の首相なんだもの。
個人的に応援してるんですけどねー(特に何もしてないけどー)。
ここで重要なのは、
「同性愛者であることをカミングアウトしている世界初の」ってトコね。
ひょっとしたら、他にも同性愛者の首相はいるかもしれないからね。
カミングアウトしてないだけで。
「カミングアウトしてなきゃ皆ヘテロセクシュアル」
なんていうのはただの傲慢な思い込みだからね。
お間違えなく。
ニュースを見ててどうしても気になることがあるの。
「アイスランド政府の対応」っていうのが全然情報として入って来ないのはなぜ?
国の財政は破たん状態と効きますが、
だからと言って何の対応もしてないわけはないと思うんですけど……
単に日本に情報が届いてないだけかなあ?
がんばってほしいな、アイスランド政府。
現在のアイスランド首相、ヨハンナ・シグルザルドッティル氏(女性です)は、
同性愛者であることをカミングアウトしている世界初の首相なんだもの。
個人的に応援してるんですけどねー(特に何もしてないけどー)。
ここで重要なのは、
「同性愛者であることをカミングアウトしている世界初の」ってトコね。
ひょっとしたら、他にも同性愛者の首相はいるかもしれないからね。
カミングアウトしてないだけで。
「カミングアウトしてなきゃ皆ヘテロセクシュアル」
なんていうのはただの傲慢な思い込みだからね。
お間違えなく。
法照らす。
2010年01月27日
面識はないけれど。
2010年01月26日
昨日、とあるゲイの方の訃報を知りました。
彼のブログをチェックしてたわけでもないし、
この件で初めて存在を知った方なんですけど。
でも、やっぱりショックでした。
自ら死を選んだという事だったから。
彼のブログをさかのぼって読んでみましたが、
少しずつ何かがすり減っていくのが感じられるんですよね。
その中でも時折、「だけど、まだがんばろう」と思い直したりもしてて……
「辛い、もうダメかも知れない→まだがんばろう」
このサイクルを繰り返すだけでも、人間消耗していくんですよ。
私にはよくわかります。
なんだか自分の将来と重なるようで、少し背筋が寒くなりました。
たぶん私も、同じような決断をするんだろうなーって。
私はいつまでもつんだろうなーって、最近よく思うんです。
歳を取って、人生経験積めば(浅いけど)もうちょっと強くなれると思ってたのに。
全然違ったねー。
むしろすり減って脆くなってる気がするよ。
好きなものを好きって言えないのは悲しいことだよな。
彼のブログをチェックしてたわけでもないし、
この件で初めて存在を知った方なんですけど。
でも、やっぱりショックでした。
自ら死を選んだという事だったから。
彼のブログをさかのぼって読んでみましたが、
少しずつ何かがすり減っていくのが感じられるんですよね。
その中でも時折、「だけど、まだがんばろう」と思い直したりもしてて……
「辛い、もうダメかも知れない→まだがんばろう」
このサイクルを繰り返すだけでも、人間消耗していくんですよ。
私にはよくわかります。
なんだか自分の将来と重なるようで、少し背筋が寒くなりました。
たぶん私も、同じような決断をするんだろうなーって。
私はいつまでもつんだろうなーって、最近よく思うんです。
歳を取って、人生経験積めば(浅いけど)もうちょっと強くなれると思ってたのに。
全然違ったねー。
むしろすり減って脆くなってる気がするよ。
好きなものを好きって言えないのは悲しいことだよな。