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小さく前進?
うむむ、ややこしくてよくわからないけど、
めでたいことですよね。
まずは小さな一歩と言ったところでしょうか。
本当に小さな一歩ですけどね。
条件が多いから。
同性婚が認められている国の人との結婚を望む人だけですもんね。
しかも、日本国内では効力がない……
でもまぁ、「日本にも同性愛者は存在する」という現実を、
法の上でも認めたってことは評価できますね。
日本で同性婚ができるようになるには、
私はあと100年かかると思っているんですけど、
もう少し早く実現するのかなぁ。
どうなるのかなぁ。
奥さんと呼ばれて
「奥さん!」
と言われるようになった。
もうそんな歳になったんだなぁ。
よくそんな歳まで生きのびたものだなぁ。としみじみ思う。
だけど私は現在「奥さん」ではないし、
今後「奥さん」になる予定もない。
レズビアンだからね。
そう呼ばれたっていちいち傷つかないけど、
若干うんざりするのも確か。
「勝手に決めないでくれ~」とは思う。
つくづく思うんだ。
どうしてこんなに「単一セクシュアリティー論」がまかり通っているのかと。
「人類皆ヘテロ」みたいなね。そういうのやめてほしいね。
ヘテロセクシュアル以外の人間だって必ず存在しているんだからね。
もし、政治家が「日本は単一民族国家だ」って発言したら大問題になるんだから、
単一セクシュアリティー論から私を「奥さん」と呼んだ人は、
頑固な便秘になるなどして反省して頂きたいです。
アカデミー賞
あーもうここ2,3日で書きたいネタが急にドサドサ降り積もってきて困ります。
でも、極力毎日更新を目標にしている以上、
一気に書くより分けて書いた方がいいよねー、とか
ペース配分も考えちゃったり。
で、今日はネタ候補の中からアカデミー賞の話。
日本的には「おくりびと」「つみきのいえ」のダブル受賞で持ちきりですし、
それはとてもめでたい事だと思います。
でも、私がうれしかったのはこっち。
「MILK」が主演男優賞と脚本賞を獲得したことでした。
さらに、主演のショーン・ペンは受賞スピーチの中で、
「同性同士の結婚について反対していた人たちは、恥を感じるべきだ」
と発言したそうです。(→毎日jp.)
すごいなぁ……グッジョブだよショーン・ペン!
でも、アメリカって本当に不思議な国ですね。
ゲイ・バッシングもまだまだある一方で、
こうして同性婚支持を公表することもできるのですから。
もし、日本で有名人がそんな発言をしたら、どんな風に扱われるのでしょう?
同性愛者の人権についての発言を。
日本では、ゲイ役を演じた俳優さんって、演じた感想を聞かれるとだいたい
「辛かったです」
「厳しいものがありましたねー」
って答えるんですよね。
紋切型にも程がある!
「俺にはそのケはありませんよアピール」が露骨ですよね。
誰もそんなこと思ってないっつーの!
それほど、「同性愛者だと思われること」は恐怖だったり嫌悪だったりするのでしょう。
はいはいホモフォビアホモフォビア。
ショーン・ペンほどのメッセージ性はなくてもいいから、
もっとスマートなコメントのできる日本人俳優はおらんかのぉ……
……結局アカデミー賞から話が逸れた。
「MILK」はGW頃公開予定です。
絶対見に行きたいと思ってます。
世界初
「世界初」新首相に同性愛者=社民同盟と緑の党が連立ーアイスランド
今年は歴史的な出来事が続きますね。
アメリカでは黒人初の大統領が誕生し、
今度はついに同性愛者(である事を明らかにしている)初の首相ですよ。
でもこれは、別に驚くようなことではありません。
世の中には黒人だって同性愛者だって当たり前に存在するのですから、
その中で能力のある人が国の要職に就くのも当然のこと。
ましてや、遠いアイスランドでの出来事。
私の生活には何の影響もありません。
だけど、外国で活躍している日本人の話を聞くとなんだかうれしくなるように、
応援したくもなるように、
私はこのニュースを知った時、
やったー!
と、ガッツポーズをしてしまいましたね。
今、アイスランドの経済は破綻寸前、
この1年で株価が80%も暴落しているそうです。
この危機的状況をどう立て直すのか、
……と言っても、次の選挙までの暫定政権のようですが、
とにかく頑張っていただきたいです。
同じレズビアンとして応援してます。
アイスランドって同性パートナーシップ法あるのね、知らなかったわ……
微妙にカチンと来たの
グルメ、介護問題、スピリチュアル・カウンセリングまで、
なんでも取り上げる情報バラエティー番組です。
今日のテーマは「子育て相談」。
普段なら絶対見ない話題ですが、今日は違いました。
相談内容の中に、
「中2の息子から、『今、男とつき合っている』と告白された」
というものがあったからです。
告白された母親は、
反射的に「気持ち悪い!」と言ってしまい、
それから息子さんとはほとんど話ができていないとのこと。
そのことを今では後悔しており、
「勇気を出して打ち明けてくれたのだから、なんとか受け入れてあげたい。
でも、なかなか心の整理がつかない」
と、葛藤しているんだそうです。
……よくある話です。
でもー、この母親の話が終わった後の、司会のアナウンサーの第一声が、
「……という衝撃的な内容だったんですけれども、」
だったのにカチンと来て、
もう一人のメインの司会者が、
「単なる興味なのか、それとも本当に男しか愛せない人間なのか……」
と言ったのにまたカチンと来て、
回答者の「子育てアドバイザー(うろ覚え)」の人が、
「たぶん一過性のものだと思うんですけど、」
と言ったのにまたまたカチンと来て、
結局最後に、
「万が一、本当に男しか愛せない人間だとしたら、
今の日本にはまだまだ市民権がないから、
生きていくにはかなりの覚悟が必要。家族で支えてあげて」
というまとめだったので、もうカッチンカッチン来ました。
……いやだわ、私って気が短いのかしら。
いや、全体を通してはいい回答だったと思うんですよ。
「まず『気持ち悪い!』と言ってしまったことを息子さんに謝るべき。
こういう話を打ち明けられる親子関係は素晴らしいものだから、
これからたくさん話し合って理解を深めていけばいい」
まとめるとこんな感じです。
決して、同性愛に否定的なものではなかったんです。
ただ、言葉の端々に何かひっかかるものがあってね……
「衝撃的な内容」って何?私って衝撃的な存在なわけ?
「自分の身の回りにはそんな人はいない」と思ってたのなら、
それは単なる思い込みだからねぇ。
「男しか愛せない」っていう表現も大っ嫌いです。
それならノンケだって、異性しか愛せないんだべや(北海道弁)!
そして、何を根拠に「たぶん一過性のもの」だなんて言ったんでしょ。
そんなに「同性愛者ではない」って事にしたいのか?
同性愛者じゃいけませんか?
それに、一過性のものだと思い込むのってすごく危険だと思うんですよ。
いつか「治る(=ノンケになる)」日を待ち続けるってことじゃないですか。
それだけが希望なわけじゃないですか。
じゃあ、治らなかったら……?
だから、
「世の中には異性を愛する人も同性を愛する人も、
両方存在するのが当たり前なんだよ」
という考え方を、世の親には持っててほしいと思うのです。
「今の日本には市民権がない」っていうのも事実ではあるけど、
それが大前提になっちゃってるのがなんだかイラつく。
どうしてないのか?なぜ顔を出せない人がいるのか?
どうして打ち明けられた母親が悩まなければならないのか?
ノンケの人って、そんな事考えた事もないんだろうなぁ……
でもこのお母さん、受け入れようとしているからいいですよね。
いつか、息子さんとわかり合える日が来ると思いますよ!