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2025年05月26日
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第30回NAHAマラソン完走記その4 10km〜中間点編。

2014年12月16日
10kmを過ぎたあたりから都会を離れ、少しずつ沿道の観客の数が減ってきました。
それでも途切れる事はありません。
都会の熱気あふれる応援とは違って、の〜んびりと見守ってくれている感じ。
公道を3万人が走るというとんでもない「非日常」な出来事が、
実にすんなりと「日常」に溶け込んでいる事に驚きました。


そして沖縄らしいこんな風景も。



さとうきび畑!
風がなかったので「ざわわ」とは言ってなかったけど。


17km付近の具志頭三叉路を右折したら、ついに来たコース最大の難所!
延々3km続く上り坂が始まります。
ここではとにかく前を見たら負けです!
周りに高い建物もないため、ジョガーの行列が坂を上っていく様子がかなり遠くまで見渡せるから。
周りのジョガーからも「うわぁ……」という言葉が聞こえました。


でも、事前にHPの高低図で見ていたより急勾配ではないですね。
勾配だけで言ったら、フードバレーとかちマラソンの方が急です。
それでも油断してはいけません。
前を見ないで足元を見て、足をあまり上げずに歩幅を小さく刻む。
足の回転数は増えてしまいますが、筋肉への負担は減らせるはずです。


坂の途中には、「琉神マブヤー」のテーマソングで応援してくれる生バンドの姿も。
私は知らない曲でしたが、地元のジョガーはノリノリでしたよ。
あ、でも「琉神琉神マブヤー♪」の所だけは覚えた!


曇り空。田舎道。
退屈なはずなのに、そこにあるもの全てが北海道にないものばかりで、
長い上り坂でも全く飽きることがありません。
意外とあっという間に、中間点の平和祈念公園に入りました。


公園内は観客の数がどっと増えてお祭りのような雰囲気に。
私も、上り坂が終わった事とハーフまで来た事の喜びでうわーいと通り過ぎてしまったのですが、
「平和祈念」という言葉の意味をもっと意識すればよかったと今になって反省しています。


後から確認してみるとコースのすぐ隣には、
沖縄戦で亡くなった全ての人々(20万人以上)の名前が刻まれた「平和の礎」があった事を知ってさらに後悔。
軽い気持ちで通り過ぎてしまって、非常に申し訳なく思っています……


中間点を越えると、今度は延々と続く下り坂。
これはこれで辛いのです。


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第30回NAHAマラソン完走記その3 スタート〜10km編。

2014年12月14日
温暖な気候の中で走れる喜び、そして長年憧れていた夢の大会で走れる喜び。
そんな幸福感に包まれていても、やはりスタート時間が近づくにつれて緊張感は増してきます。
すると突然、今年のスターターを務める具志堅用高さんのご挨拶が聞こえてきました。


「みなさん!優勝と、完走を目指してがんばってください!」


……いや、優勝できるのは一人だけなんですが……
ジョガーの中にも「優勝……」「優勝?」「優勝……(笑)」と微妙な空気が漂いました。


そしてついに9:00!
「万国津梁の鐘」がカーンと鳴り響き、NAHAマラソンがスタート!
平和を祈念するため号砲にピストルを使わない、というのは後から知りました。


まあ、スタートしたと言っても、



この混み具合なので、しばらくはゾロゾロ歩いてる状態なんですけどね。
Gブロックでスタートロスは9分程度、意外と短く済みましたね。


そしてスタート地点には、



いた!具志堅用高さん!
走りながら撮った割によく撮れてる!


最初に走るのは那覇市の中心部。
ホテルが多く立ち並ぶ、まさに大都会といった感じの街です。
しかしまだスタートから1kmも進んでいない道端で、男性ジョガーが5人くらい並んで用を足していたのには驚きました。
うーん……これはどうなんだろうなぁ。


間もなく国際通りへ。
土産物店がずらりと並ぶ、沖縄で一番の観光地です。
でも道が狭く混雑する上に、意外とアップダウンも多くて走りにくい……
まだまだ序盤、慌てない慌てない。


那覇市中心部を抜けると、沿道に子供の姿が目立つようになりました。
本当に多いんですよ。ちびっ子だらけ!
その子供たちがみんな、一生懸命応援してくれるんですよね。
「がんばってくらさい!」って言ってくれる子、
「はい、どうじょー」と黒糖の載ったお皿を持っている子、
小さな手を必死に伸ばしてハイタッチを求めている子……
な……な……


なんでこんなにかわいいのかよ!(孫)


おばちゃんグッと来ちゃって泣きそうになったよ〜。
そういうの弱いのよ最近ー。年齢のせいかしら……
しかし泣いてる余裕もないくらい、コース自体はひたすらアップダウンが続きます。
思ったより辛くはないけど、ここで調子に乗ったら後で怖い事になる!
まだ慎重に慎重に。


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第30回NAHAマラソン完走記その2 当日朝〜スタート編。

2014年12月11日
NAHAマラソン当日の朝、目が覚めたのは4:30頃でした。
これはいつもの事だし、よく眠れたので問題なし!
昨日までの肉体疲労も解消しているようです。


ちなみに宿泊したのはネストホテル那覇。
通常7:00からの朝食を、マラソンのために6:00からに繰り上げてくれました。
ありがたい!助かりますねー。
那覇市内のホテルでは、他にもこういう対応をしてくれる所があるようです。
昨日の夜で十分カーボローディングになってると思うので、
ご飯とパンとオレンジジュースで軽めに朝食を終了。


準備をして、壺川駅に着いたのが7:45頃。
周囲の道路はやはり大渋滞です。
そこから歩いて奥武山公園に行き、有料の手荷物預かり場所に荷物を預けます。
無料の手荷物置き場と何が違うのかわからないんですけど、
初参加なので念のため有料の方にしてみました。


私のスタート地点Gブロックに着いたのは、入場締め切り10分前。
うん、ちょうどいい!
……しかし、入場締め切り時間を過ぎてから来た人は最後尾に並ぶはずなのに、
人混みの中をかき分けてずんずん前のブロックへ進んで行く人もたくさんいました。
気持ちはわかるけど、これはマナー違反ですよね……


それにしても本当に暖かいですねー。
12月に半袖姿で外にいられるなんて、北海道では考えられないことですよ!
緑が生い茂り、花が咲き、見たことない小鳥が飛んでいる。
いいなー、なんかのんびりしちゃう……


スタートまでもうすぐなのに、すっかりリラックスしてしまっています。
いいのかこれで???


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第30回NAHAマラソン完走記その1 レース前日編。

2014年12月10日
今回の旅は北海道から2泊3日の日程。
初日は本部町のホテルに泊まって2日目は美ら海水族館で終日過ごし、
那覇市に戻ってきて3日目がマラソン本番でした。
マラソンが終わったらその日のうちに帰る予定です。


美ら海水族館から高速道路を通り、豊見城・名嘉地ICから那覇市に入ってホテルを目指します。
しかし高速道路を下りてから間もなく大渋滞に巻き込まれました!
ホテルは旭橋駅のすぐ近くだったのでそんなに距離はないし、
時間的にも余裕があったので前日受付には十分間に合いましたが、
あまりギリギリの時間だと危ないかもしれませんね。


ホテルにチェックインして、すぐに奥武山公園へ。
当日のゆいレールは非常に混雑するらしいので、徒歩で向かってかかる時間を計算しておこう!
夜の旭橋駅周辺はジョガーの姿でいっぱいでした。


ゆいレール1駅分だから大したことないだろうと思っていたら、意外と遠い……
どうやら少し遠回りのルートを選んでいたようで、26分もかかってしまいました。
前日なのに余計な体力を消耗してしまった……


19時頃到着して、特に待ち時間もなくスムーズに受付完了。
周囲にはスポーツメーカーや泡盛(!)のブースが並んでいましたが、
疲労のために全く見る余裕もなく、歩いてホテルに戻りました。


それまでの2日間の疲れが出たのか、ホテルの部屋でついにダウン。
本当は近くの食堂で夕食を取るはずだったのに、
そこまで行けそうもないので、吉野家で牛丼とタコライスを買ってきてもらいました。
そう、沖縄の吉野家にはタコライスがあるんですよ!
味はね……まあそれなりだけど、非日常感を味わえるのは楽しいですよ。


疲れてたくせに、牛丼1杯とタコライス半分をガツガツと平らげてカーボローディング完了!
どんな時でも胃袋が強いのは私の強みでもありますな。


そしてすぐに就寝。
明日までにこの疲れが抜けてくれるといいんだけど……



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やりました!

2014年12月09日
これで4年ぶりに、フルマラソン完走記が書けます。




琉球ガラス製のNAHAマラソン完走メダル!
今回は文字通り「完走」を果たしました。
タイムは5時間22分57秒。ええ、遅いですとも。
だけど一度も歩かなかった!
それだけは胸を張って言えます。


評判通りの素晴らしい大会でした。
走ってる途中で「楽しいなぁ」と思ったのは初めてだったかもしれません。
42.195kmの長い旅でしたが、退屈することがなかったもの。


面白い事がいろいろあったので、完走記が長くなりそうです。


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