底が浅くて上すべり。

転んで膝をすりむいた。
もう大人なのに何をやっているのか私は。


早朝6時15分頃の話。
私は一人、凍てつく路上にうつぶせで倒れていたのです。
擬音で表すとしたら「ずじゃー」って感じ。
そんな時間だったので、誰にもその無様な姿を見られてないのが不幸中の幸いでした。
ちょうど車も通ってなかったし。


人が転ぶ時って、棒が倒れるようにパッタンと行くわけじゃないですよね。
絶対2、3歩は重力に対抗してもがきますよね。
その2、3歩が、実際には一瞬なんだろうけど私にはとても長く感じました。
そして3歩目でついに心が折れてずじゃーとなりました。


家に帰ってよく見てみたら、
両ひざと両ひじ、さらに右の手の甲まで負傷していました。
どんな転び方したんだ……
でも顔は無傷。女優なので顔は守ります（うるせー）。


そういえば尾木ママが言ってました。
最近の子供は鼻を骨折する事が非常に多いんだそうです。
それは転ぶ時に手をつかずに、そのまま顔を地面にぶつけてしまうからだとか。
「転ぶ時に手をつく」っていうのは本能でできるものじゃなくて、
経験と学習が必要な動作なんですね。


私は経験積んでおいてよかったよ……ま、歳とってるだけなんですけど。


ちなみに、なぜ早朝に転ぶような事態になったのかは……
近いうちにわかると思いますよ。ふふ。

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