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2025年05月20日
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ほとばしる個性。

2010年06月22日
NHKの「日曜美術館」で、アール・ブリュットを取り上げていたので見てみました。
以前から、なんとなく関心があるのです。
精神障がい・知的障がいがある人の作品の事ですね。
現在なら山下清や草間彌生もアール・ブリュットに含まれるのかしら?


なんだかね、とにかくすごいんですよ。
あえて言う、あえて言うんですけど……
やっぱりまともなセンスじゃ描けないなぁ、というような独特の作品ばかりなんです。


新聞紙一面に自分の妄想を絵と文で描いたものとか、
様々な色のサインペンでひたすら点々を描き続けたものとか、
人の足とか乳房が無数に折り重なってる作品とか。


まとまった展覧会ないかなー見てみたいなーという興味があるんですけど、
どうして興味があるのか、自分でもよくわからないのです。
だって、結局は素人の作品だし、
美術的な価値が本当にあるのかどうかもよくわからないし。
うーん、なぜだ。なぜ見てみたいんだ……


私は今までいろいろ美術展を見てきたけど、
そこで何を見ていたかっていうと、
表現力とか技術じゃなくて……


その人の「個性」を見ていたんだなぁ、ということに気づきました。
「この人にはこの景色がこうみえたのかー」とか、
「どうしてここにこれを持ってくるんだ???」とか。
まぁ、ある程度は技術もあってほしいですけど。
そうじゃなきゃ子供の落書きでもいいってことになっちゃいますから。


アール・ブリュットは余計なフィルターを通さずに、
その人の個性がモロに出ている。
しかも、ちょっと違った個性がね。
だから見てみたいんだなーと思いました。


札幌でやらんかなー……


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Comment
観たいですねー
私はその番組を見てなかったですけど、昔のチラシで「芸術の専門的教育を受けてない人達が作成しているモノ」と説明されていたので(確か)、知的障害者の方々の芸術活動をさすのだとは思ってませんでしたよ。作品集は何冊か発行されてますが展覧会は聞いた事ないですね。因みに私は小笹逸男さんの狼の絵が一番好きだけど、載ってる作品集を見つけられていないので残念。
技術っていう型枠のない、ジワッと情熱の溢れている彼等の絵はいいですよね。
>青木心さん
本来はそういう意味だったそうですが、
(だから私が描いてもアール・ブリュットになるのかも)
現在は主に知的・精神障がいのある人の作品を指すようです。
中には、若干の不快感さえもよおすような、
それくらい個性的な作品もありました。
でも見てみたいんだよねー……なんとなく心惹かれます。
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