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2025年05月20日
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「アド街」見た……

2011年12月25日
「アド街ック天国」の新宿2丁目特集見ました。
私は北海道の田舎在住ですし、新宿2丁目にも行った事はありません。
だから、どんな雰囲気の街なのか実際には知りません。


そんな私でも、
「こんな事あるわけないだろ~」と思ってしまう演出が2ヶ所ほど。
演出というかお約束というか。


一つ目は、ゲイバーにノンケ男性(番組スタッフ)を一人で行かせ、
周囲のゲイ客に体をベタベタ触られた所で画面が暗転。
そして「この後、彼は二度とテレビ業界に戻って来る事はありませんでした」
のテロップが出た所。


もう一つはゲイバーのママの自宅にノンケ男性(番組スt(ryを一人で行かせ、
手料理をふるまってもらった後でなぜか寝室に通されて画面が暗転。
そして「翌日のロケは中止になりました」のテロップが出た所でした。


この演出に対する私の率直な感想としては、








古くさっ!








の一言に尽きますね。
これって間違いなく、「ゲイに性的に襲われた」って事の暗喩じゃないですか。
まーだこんなつまらないネタやってんだーって。
「ゲイは性的モンスター」っていう勝手なステレオタイプ押しつけるの、
20年くらい前から変わってないんじゃないですかね。


どうして同性愛者はエロい事しか考えてない、みたいに思われてるんでしょうね?
これは本当にうんざりするんですよ。
私も経験ありますからね。
友人にレズビアンである事をカミングアウトしたら、
二言目にいきなりセックスの事を聞かれたんですから。
どういう感じなの?って。


おいおいちょっと待ってよ、って話ですよ。
なんでいきなりその質問?
すごく不快で、すごく悲しかったのを覚えています。


もしその時私が、「今つき合ってる彼氏がいるの☆」
と言っていたら、絶対セックスの話にはならなかったと思うんですよ。
常識で考えれば、いきなり性の話題に踏み込んでくるなんて失礼じゃないですか。


でもレズビアンである私に対しては、
「常識」で物事を考えてもらえなかったんですよね。
偏見の方が勝ってしまってた。
だから私も説明しました。
いきなりそんな事言うのはおかしい、
いつもそういう事ばかり考えてるわけではないよ、と。


でも結局わかってもらえず、その後どうしても許せない事もされたので、
その友人とはつき合いを完全に絶ちました。
残念だけど致し方ありません。


そんな経験があるからあの演出には腹が立つし、
その他のバラエティ番組でも、
オネエタレントがそういう「役割」を押しつけられてるのを見ると、
もういたたまれない気持ちになるんです。
よくあるじゃないですか、オネエタレントがイケメン男性にキスを求めてイケメンが逃げ回るとか。


そんなに手当たり次第キスなんてしたくないって!
見境いなくノンケを襲うモンスターっていうキャラをテレビで求められて、
それに真面目に応えてるだけだって!


そういうシーンの時は本当に見るのが辛くて、
テレビから目背けてますからね、私。マジで。
でも周りの家族は大笑いしてるんですよ。
絶望しますねぇ。


これがネタに過ぎないって、ノンケの人たちは思ってくれてるのかな?
「やっぱりゲイってエロくて怖ーい」なんて思われてたら、
テレビの罪ってかなり大きいんじゃないかなぁ……


あと、番組の最後に
「すべてのジェンダーに感謝」
のテロップが出た時は、テレビの前で盛大にズコーでした。
すべてのジェンダーって……
番組の中にレズビアンの姿は全くなかったんですけどー。
なんだか無理矢理きれいな言葉でまとめようとしてる気がしましたね。





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