底が浅くて上すべり。

某女性タレントが自殺したニュースは、
私は特にファンではなかったんですが、やっぱりショックでした。


ブログを少しだけ読んでみて私が特に気になったのは、
「もう隠しきれません。6kgも太ってしまいました」
「食べてる時だけが幸せ」
という記述。
私も全く同じ経験をしたので、
彼女がどれだけ追い詰められていたかが伝わってきて、すごく苦しくなりました。


「食べてる時だけが幸せ」。
これは「あーなんかイライラする！お菓子でも食べちゃおうかな」みたいな、
いわゆるヤケ食いとは意味が違います。


食べてる時だけが幸せ……
つまり食べるのをやめると苦しみが襲ってくるんですよ。
不安、恐怖、辛い記憶が一気に蘇ってくるんです。


でも食べてる間だけは忘れられる。
だから、どんなにお腹いっぱいでも食べ続けなければならないの。
無理やり口の中に押し込むようにしてでも。
もう食べ過ぎて苦しい。でも、食べるのをやめたらまたあの不安が蘇る……


私がそんな状態になったのは、昔札幌で働いていた時。
仕事が本当に辛くて、一日中憂鬱でした。
その頃の食事はというと、
夕食はカップ麺とスーパーで買ってきた唐揚げ。
それも1人分の小分けパックじゃなくて、3人分くらいの大きなパックです。


それをあっという間に完食すると、
やはりスーパーで買ったオールドファッションドーナツ（5個入り）を食べて、
さらにベッドに入ってからもポテチを食べて、そのまま眠ってしまう事もありました。


きっとそのタレントさんも、同じように辛かったんでしょうね。
かなりのストレスがあったのでしょう……つぶされそうなくらいの。
残念だし、かわいそうでなりません。

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