底が浅くて上すべり。

縁とは不思議なものですね。
と、ソーラン祭り見に行くと毎年思います。


今年は特にそう思いました。
今年（2時間くらいだけど）一緒に祭りを見た人は、
知り合ったのは10年くらい前だけど、今まで一緒にいた時間は合計しても10日くらい。
今回会ったのだって3年ぶりで、その間連絡は一切取ってないという不思議な間柄なのです。


でも祭りの前日にメールが来て、
今年は初めて待ち合わせをして、一緒に見物する事になってしまいました。


一緒に札幌の街を歩きながら、
「なんで私は今この人と一緒にいるんだろうなぁ。
あの時同じチームにならなければ、この人と知り合う事なんてなかったんだなぁ。
そして私はこの人の誘いをなんで受け入れたんだろうなぁ。
友達ってわけでもないし、そんなに話が弾むような仲でもないのになぁ。
まあ、誘われるのは嬉しいんだけどもね……単純な人間だから……」


そんな事をずっと考えていました。


祭りの時にしか会わない友人は他にもいて、
昔と同じように話が弾む人もいれば、
「ああ、だんだん疎遠になってきたな」と感じる人もいます。
だいたいみんな、出会ったのは10年くらい前の人ばかり。
そして年に一回しか会わない人ばかり。


10年前に出会った事も、10年間私の事を覚えていてくれるのも、
ただそこに縁があったから。
決して私の力ではありません。
そんなものが及ぶ世界ではないから。


自分の力ではどうしようもない事だから、
この不思議な縁には感謝しなければならないと思うんです。

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